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Vol.23
春眠暁を覚えず |
2004/4/20 bySUMO WRESTLER |
そんな言葉を学校でならって久しいが、過酷な労働を強いられる社会人7年目
の体には嫌がおうにも「暁」を覚えてもらわねばならず、いそいそとベットから
這い出る日が続く。
なんとなく顔を洗い、緩慢な動作でカーテンを開ける。
窓から見える皇居の桜が咲き誇っている。
いつものガラス越しの景色は、皇居の土手に映える芝生の緑一色なのに、
ある朝から突然桜色一色に変わっている。
そのこと自体にびっくりするより、いくら今年の桜が一挙に咲いたからと言って
も変わる気配くらいはあっただろうに。
むしろ、日々、それに気づく暇もないくらい毎朝にゆとりがないことに、なんとなく
空寒さを覚える。
さて、1年ぶりのコラムである。
先日、偶然青山で安藤氏に会い、その夜、久しぶりにSUMOのホームページを
拝見したが、昔の自分のコラムや、他人のコラムを改めて読むと、結構面白く
コラムへの熱が最熱してしまった。
今となっては、存在するのか、しないのか分からない、読者の皆様には毎度
気まぐれで恐縮している。何卒ご容赦頂き、もしお時間があるのであればご
一読頂きたい。
この1年。イラク戦争は泥沼化し、世界中でテロが頻発している。
その反面、株価はジリジリと上昇し、我らが日本も除々にではあるが、良い
風向きに変わってきているようだ。
経済の動向とは全く関係ないが、私の身にも、それなりに変化があった。
それは「切れ痔が慢性化した」ことである。
いつもの白いトイレットペーパーに描かれるのは茶色い一本線なのに、
ある朝から突然赤一本に変わっている。
そのこと自体にびっくりするより、いくら肛門の皮膚が一挙に切れたから
と言っても切れる気配くらいはあっただろうに。
むしろ、日々、それに気づく暇もないくらい毎朝にゆとりがないことに、
なんとなく空寒さを覚える。
さて、薬局でも行くか。 |
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